先週の木曜日9月17日に、モンタナ州のボーズマンの叔母さん宅を出て、1時間30分離れたビュート(Butte)という町を観光してきました。
もともとは、「叔父さんの娘達が来るから、その間どっかホテルに泊まっててもらえる?」と言われたのですが、そもそもは長くても2週間で住む場所を見つける予定でモンタナに来てたし、さりげなく(?)そのまま帰ることにしました。
8月30日に叔母さん宅に着いたから、20日間くらい生活を共にしたことになりますね。ほぅ。
叔母さんと叔父さんは、いい人たちですが、気さくとか陽気とかの真逆をいくお2人。
あまり笑わないし、ものすごい「きちんと」してて、なんというか、気を抜けない。
ほんと、いまだに、アメリカで、底抜けに陽気なアメリカ人を見たことがない。ぶつぶつ。
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食事のテーブルセッティング、ナプキンのたたみ方、食洗器に入れる前の食器の洗い方、靴の置き場所、冷蔵庫の物の配置、などなど、きっちりルールがあり。
ビールの缶を開けたとたん、「豆子、どのグラスがいい?」と、すかさず叔母さん。
「もうグラス持ってるから、大丈夫。このグラスでOKよね?」と私。
(ああ、缶のまま飲むのが嫌いなのね~。よかった、缶を開ける前にグラスを用意しておいて!)ほっ。
夫がちらっと見たという彼らの部屋も、物がちらばることなく、すべてがきれいに片付いてた、すごいねー、と。
犬のシャンプーも、1週間に1回、ショップに連れてってる。
きれい好きで、きっちりとしてる。
幸い、叔母さんは飲みながらゲームするのが好きで、夜な夜な飲みながらトランプとかボードゲームで盛り上がりました。(叔父さんは大病してから一切飲まず、ゲームも嫌い)
ビュートってこんな街
さて、ビュートは、19世紀後半から1920年に、鉱山で栄えた町。
地下鉱山ツアーに参加しました。
はじめは、銀と金、その後、銅も採掘で、「世界一豊かな丘(The Richest Hill on Earth)」と呼ばれたほど、栄華を極めた町。
鉱山労働者は、アイルランドをはじめとしたヨーロッパ各地、そして中国からも集まって、当時はなんと20か国語が話されてたそう。
イタリアからの移民が作るパスタと、ドイツからの移民が作るザワークラウトなんかを、物々交換してた、とガイドのおにーさんが言ってました。
当時、盛り場が繁盛し、今でも、アメリカ国内で2番目にバーが多い町なんですって。
(1番目はニューオーリンズ。)
ホテル付近、小さな旧市街のあちらこちらに、アイリッシュパブの看板が目につきました。
個人的に、中国からの移民についてとても興味があったのですが、残念ながら中国博物館は、たぶんコロナの影響で閉まってました。
メールしても電話しても繋がらず。いつか再開してくれることを祈ります。
夜は、久々に、中華料理!
叔母さん宅では、(おそらく叔父さんの好みで)アメリカ料理以外食べないし、外食時もアメリカ料理のみなので。
レビューでは酷評されてたから期待してなかったけど、全然美味しい!
日中はほとんど人も歩いてなくて、オレゴン州の山火事の煙のせいで北京並にガスってたせいか、さびれた町という印象でした。
が、夜9時頃になると、車のレース(勝手にワイルド・スピードみたいなイメージ)やってるのか、車の音と若者たちのワーワー賑やかに騒ぐ声が響き渡り、びっくり!
発見が多い、楽しい歴史の町散策でしたが、唯一残念だったのが、オレゴン州の山火事の煙が大量に流れ込んできてて、空気がひどく、まったく青空が見えなかったこと。
オレゴン州、大丈夫かな・・・・。
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