日本人の小学生から高校生を対象とした補習校で教えています。
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担当しているクラスのめちゃめちゃやんちゃ男の子の発言に、はっとしました。
アメリカの補習校での想像を超えるやんちゃな男の子たち
小学校6年生(アメリカ現地の学校では中学1年生。ザ・反抗期)の男の子2人のクラスを担当していました。
国語、算数、理科or社会、ホームルームを、日本の小学校で使っている教科書を使って授業をします。
アメリカの現地校を終えてからの授業ということもあり、疲れ切っている時には(というよりいつもか)もうまともに勉強するモードではないんです。
運動神経が抜群にいい2人なので、身体が疲れてぐったりしているという状況ではなく、脳が疲れ切っていて「集中するって、何だっけ?!」っていう感じ。
席を立って教室中を歩き回ってみたり、床の上で転げ回ってみたり、机をドラムにしてたたき続けてみたり、奇声を発してみたり。
そもそも、本人達の意思ではなくご両親の意向で通わされている2人なので、気持ちはものすごく理解できるんですが、さすがにあまりにわめかれると気長な私(自称)でも本気でイラっとします。
「もうさ、勉強する気がないんだったら、お互い時間の無駄だから、教室の外の椅子に座ってお母さん迎えに来るの待ってなさい。」って言いながら、ほんとに出ていってくれてもいいよぅ~って期待の目で見つめてるんですが、彼らはなぜか、今のところ出て行こうとはしません。
(小学校の授業中、先生に「出て行け」って言われ、いぇーい!って出ていこうとしたら、さらにキレられた光景がよみがえってきます。・・・なんてことは彼らには内緒。)
美白(日焼け)についての悩みをこぼしたときの反応に驚いた&学んだ
そんなやんちゃかつ反抗期まっさかりの彼らなんですが、私が昨年日本一時帰国直前の授業で、「日本に帰るのはすごい楽しみなんだけど、この日焼けし過ぎた顔のままで行くのが憂鬱なんだよね。」とちらっとこぼしたところ、
「え、なんで???」と思いっきり反応が。
「今日本人で日焼けしてる女性いないからね。こんなに黒いと浮くし。」と私。
「えーーー、いいじゃん!それこそ、みんなと違って個性が出せていいよー!」
「なんで、みんなが日焼けしないからって、自分が日焼けしてるのが嫌なの?」
「そもそも、その発言って、インド人や黒人の前でしたらやばいよ!!」
「肌の色の黒さがどうのこうのって発想は、おかしい!人種差別!」
などなどものすごい抗議の声が・・。
結論としては、「だから、先生は自信をもって日本に帰るべきだ!」
「でももしそんなに気になるなら、お粉をはたけばいいよ!」と一応フォローが。(やさしい・・ホロリ)
いやまあ、ほんとそうなんですよね。彼らの言うとおり。
なんだかんだでグローバル環境で育っている子供の感覚ってこうなんだ、って目の当たりにした瞬間でした。
マナーブックやルールブックがあるわけではなく、暗黙の了解的な“日本人としての一般常識”もとい“グローバル時代を生き抜く人間としての一般常識“。
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毎度なにかとイラっとさせられる彼らですが、実に学ぶこと多し。感謝感謝!