アメリカ生活 貴重な日本語の本「イヤシノウタ」に癒される

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アメリカ生活 貴重な日本語の本「イヤシノウタ」に癒される

週に3回授業をしている日本語補習校には、図書コーナーがあります。
普通の本800冊、漫画200冊、で、ぜんぶで1000冊ぐらい。

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アメリカの私が住む町で、日本語の本を買うことはほぼできないので、重宝してます。
(アマゾンで売ってる本もたまにあるけど、めちゃ高い)

去年かな、なにげなく借りて、読みながら文字通り笑いころげたり、ほほ~いい表現だな~と印象に残ったコトバを書き留めたメモを発見しました。

読み返してみても、いいなーと思えるので、ここに書いておくことに。



アメリカ生活 日本語補習校の図書コーナーで借りた貴重な日本語の本

それは、吉本ばななさんの、「イヤシノウタ」。

イヤシノウタ (新潮文庫)
吉本 ばなな
新潮社 (2018-10-27)
売り上げランキング: 167,694

まず、タイトルと、表紙の曖昧系な水色に、ぐぐっと惹かれました。

「癒しの歌」とか「癒しの詩」じゃなくて、「イヤシノウタ」むむー。

いいわー いい。
しかし、このニュアンスって、どうやって”理解”できるようになるんだろう?

今、授業してる補習校の小学生・中学生が理解できるように説明するのって、インポッシブル。(涙)

日本語って、つくづくつくづく、書き言葉が、超絶複雑。
カタカナ、ひらがな、漢字の使用方法を理解して、状況に応じて使い分けるだけでも、神レベルな気がする今日この頃。

ましてや、ニュアンスって話になると・・・・。どうやって教えるんだ?ぶつぶつ

アメリカ生活 吉本ばななさんの「イヤシノウタ」に癒される

アメリカ生活 貴重な日本語の本「イヤシノウタ」に癒される

珠玉のコトバを、ご紹介。(+私のヒトリゴト)

・私はなんでも「言う係」だ。作品も本人もそうだと思う。
 世界がその役割を要求しているから、しかたないのだ。

突然、 “世界が”とは!誰だ、世界って?(笑)
視界が突如ばーっと拡げられる感じ。すごいわあ!
そうだ、しかたないのだ。

・きゅうりやブロッコリーを入れたときに出てくるほんとうに美しい薄緑の透明な雫の一滴を見たら、あの中につまっている野菜の精を感じたら、野菜に対する恋心がいっそうに狂おしくつのるばかりになった。
世界を良くするためにだけ存在しているとしか思えないほどのおいしさと美しさだからだ。

 →きゅうりとブロッコリーへのラブレター。
こちらもまた、“世界を良くする“、とぐぐっと。
きゅうりとブロッコリーもここまで書いてもらえて本望でしょうね。

・どこかでむりをすると必ずそのゆがみが何かの形で現れる。
その法則さえ本気で信じていれば、何も怖いものはない。
わくわくした気持ちでフレッシュなエネルギーに触れることも楽しみになる。
わくわくしないからこそ不安だったり保身ばかり考えたりするのではないだろうか。

→なんかこの、いい意味で脱力した感じに憧れる今日このごろ。
身体から力を抜くというのが今年の目標の1つなんだけど、(←今急遽決定)、なかなか難しい。
そうなんですよね、無意識レベルで“気合!”を信じてしまってるのは、昔リゲイン飲み過ぎたからか。(嘘)「24時間戦えますか」って、すごい時代だったなー

おまけ:

・外国に行ったらバックパッカーの宿に泊まって友達を増やせ!とも全く思ってないし、「屋台で食ってなんぼじゃい!」とも思ってない。
山奥の村に住むなんとか族との恋愛が至上の可能性だとも思ってないし、友だちはやたらと広げた方がイイネ!とも思っていない。

 なんだか妙につぼにはまって、笑い転げたブンショウ。

ばななさんみたいに、ブロッコリーやきゅうりにもわくわくを見つけられるような生活を送りたいわ~。

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