国際結婚10周年!!祝 ふぅ。
外国人の彼氏とつきあっている女性から、「国際結婚って、どうですか?」「離婚も多いみたいなので、国際結婚迷ってるんです・・」って相談を受けます。
私自身は結婚前に、“離婚”とか“国際結婚ってどうなんだろう?”ってことは一切考えたことがありませんでした。
が、相談を受けて、「えーーすごいね。そんなことまで考えてるんだあ!」・・・って感嘆だけしてるのもあんまりなので、国際結婚生活を振り返ってみました。
結婚後つねに順調満帆だったわけではありません。
どうやって乗り越えたか・・・「とことん自己中になってみる」
国際結婚 離婚の危機 発端は・・彼がおかしくなった
ドヨーンとうつろな目をして、「小さな箱の中でずっと眠っていたい」「電車に飛び込む人の気持ちが分かるようになった」「とにかく1人になりたい」「申し訳ないけれどだれとも一緒にいたくない」と言い出した夫。
もともと、控えめで内省的なタイプで(少なくとも、日本にいたときは)、彼の剣道仲間や同僚に「日本人より日本人っぽい!」「侍みたい!」と言われるタイプ。
私自身も仕事に飲みにと多忙な毎日で、「なんか暗いけど、まあ今日は疲れているんだろうなあ」って感じで流してて、深刻な状況になるまで気づかなったんです。
(まさに、「底抜けに陽気なアメリカ人」「自己主張が強いアメリカ人」のザ・真逆をいくタイプ)
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うわーーーーこれは鬱状態かも。
必死で、英語と日本語でカウンセリングしてくれてかつ信頼できそうなカウンセラーさんをインターネットで探し、「カウンセラー行ってみない?」と提案するも、彼の返答は「絶対に嫌だ。」
アメリカの会社で鬱病治療中だった仲良しの同僚が、「最近精神科医から処方される薬を変えたら調子がいいんだ」と言うので、飲みに行った翌日、同僚が会社に姿を現さず電話も通じず。
彼の家まで行ってみると、同僚は首をつって自殺していた・・・。
なので、「お金を払って精神科医やカウンセラーに行くのは絶対に嫌だ。悪化したケースを目の当たりにしているから」とのこと。
・・・・そ、そうね・・・。
夫の要望どおり離婚しようかどうしようか
なので、「鬱っぽい夫とのコミュニケーションの取り方」を聞きに、1人でカウンセリングを受けました。
「あなたは何をする必要もない。それは彼がひどい」ようなことを言われ、ひたすら同情されて終わる。(ちゃんとしたカウンセリング内容をどうしても思い出せないんですが、ひたすら同情された記憶)
同情されるべきことなのか、なんか腑に落ちない。(←私の説明の仕方が原因だったのかも。でも少なくとも当時は、正直に状況を伝えたつもり)
うううむ・・。身近に鬱病経験のある友達何人かに相談すると、「彼が1人になりたがってるんだよねえ。」「彼、いつ治るか分からないよ。ずっとこのままっていう可能性もあるよ。」などのアドバイス。
そうだよね~そうだよね~。
夫の要望に応えるかどうか、決めなくては。
離婚した場合:私ハッピー、彼自殺
離婚したらどんな風になるかをシミュレーションしてみました。
わたし:東京満喫シングルガールに戻る★。友達たちと遊んだり、新しい趣味を始めたり、気ままに旅に出たりする。
夫:アメリカに帰る気力もなく、東京で狭いワンルームアパートに引っ越して、ドヨーンと閉じこもり生活を送る。
挙句の果てに自殺するも、しばらく誰も気づかず。
新聞に、「寂しい外国人、アパートで孤独死」という記事と倒れている写真が掲載される。
その記事を、私の両親が発見して、連絡が来る。(私は新聞を取っていないため)
ううううん・・そんな事態になってしまったら、後悔して、一生その思いから抜け出せない!
せめて、アメリカに帰るだけの気力を取り戻すまでは、様子を見なくては!!!という強い使命感に燃える。
彼が自殺した場合:私が楽しく人生を送れない
「彼が自殺して、私が彼の自殺によりドヨーンと闇を背負って残りの人生を送る」のは、嫌だ!!
彼がどうこうとか、彼と私の関係がどうとかいうより、「自分の人生」のことだけを考えてみました。
こんな自分本位の結論を出した自分にしばらくの間罪悪感があったんですが、今となっては、まあいい結論を出したなあ~って思います。ふぅ。
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