日本のドラッグストア大好き。
商品説明のポップアップも楽しいし、いつ行ってもなんかしらの新しい商品を見つけられます。
友達との待ち合わせまでちょっと時間あるな~ とか、会社帰りに駅構内のドラッグストアにふらりと入るとか。
なんだかんだ毎日のようにドラッグストアに立ち寄っていました。
(そんな人って私だけ?じゃないですよねきっと・・)
さて、アメリカにもドラッグストアってあるんでしょうか?どんなものなんでしょうか?
アメリカのドラッグストアってどんな感じ?
私の住んでる地域でよく見るのが、CVSというドラッグストア。
アメリカ移住した後しばらくは、もう勝手にマツキヨみたいな物かと思って、ウキウキと足を踏み入れてました。
が、しばらくして、ん・・?これはマツキヨではない。
フロアは広いし、物もまあたくさんあるんだけれど、ぜんぜん安くない!
歯ブラシ2本セットで5ドルはするし、歯磨き粉も化粧品もディスカウントされていない風だし、トイレットペーパーも高い。
スーパーで買うほうが断然安いんです。
さらに、何度も通ううちに気づいたのが、商品の入れ替わりがなくて、いつ行っても同じ物が同じ場所に淡々と並べられてます。(ワクワク感がない)
アメリカ人のドラッグショップでの買い物風景
アメリカでは、ドラッグショップでウィンドーショッピングをする人がいません。
目的を持って、「今日はこれを買うわ!」と勢いこんで、買うものだけ買ってさっさと車に乗り込む感じがほとんどです。
「ちょっと時間あるし、物色していくか~。」みたいな人はいません。
日本人は働きバチのように働いているというイメージがあるけれど、アメリカ人は、なんだろう、仕事以外でも常に忙しいというか。
車ではやたらと飛ばしまくるし、歩行者がいようとストップサインで止まらないドライバーも多いし、縁石乗り上げてまで脇から追い越していく車もよく目にします。
でも、なんでそんなに忙しいのでしょうか?
子供がいる家庭だと、子供の学校や習い事の送迎だけでも、ものすごい大変そうです。
朝夕の学校への送り迎えと、学校後の習い事への送り迎え。
これは、傍から見ていて、もうほんとうに、すごいなーって思います。
3時を過ぎると、どこもかしこも渋滞してますので、まあ、常に時間に追われているのは当然ですね。
アメリカでよく見かけるイケてないCVSっていうドラッグストア なんと・・
さて、CVSは物は高いし、いつ行ってもお客さんはほとんどいなくて閑散としているので、きっとアメリカ全体でみると、しょぼいドラッグストアなんだろうなあ~って思っていました。
が、調べてみると、なんとCVSはアメリカのドラッグストアで売上No.1。売上高、9兆円!!!
小売り業全体でも、5位!
(1位:ウォールマート(40兆円) 2位:クローガー(12兆円) 3位:コストコ(9.4兆円) 4位:ホームデポ(9.4兆円))
参照:ストアーズ社「2017チェーンストアランキング」
商品の入れ替えもないし、安くもないドラッグストアーがこんなに幅きかせてるとは!ほぅ~。
さて、この売上って、私のマツキヨと比べてどんなもんなんでしょうか?
マツキヨは年商0.53兆円。(2017年度)
参照:流通ニュース
ということは、CVSはマツキヨより17倍も売り上げています!
日本での海外旅行者の爆買いパワーって、もっとものすごいのかと思ってたんですが、規模が違いました。
参照:産経ビズ〈ドラッグストア2018年3月のインバウンド消費調査〉インバウンド消費購買件数 7割増!過去最多を記録
なぜこんなにアメリカのCVSが稼げるのか?
「アメリカでかいし、人口が違うからねー!」って思いません?
でも、アメリカの人口って3億2,600万人、日本の人口1億2600万人。
アメリカの人口って、日本のたった2.6倍なんです!
(みなさんそんなの当然知ってました?!
私はなんとなく、アメリカってもっとたくさん人がいるかと思っていました・・)
関連記事:アメリカはどんだけ広い?広~いところに住むとどうなる?
CVSは、どう見ても、旅行者がウキウキと、なんとなくショッピングに来てみました~っていう雰囲気ではありません。
アメリカに住んでいる人達が淡々と買い物をする場所です。
アメリカ人は多忙や物を貸して返ってこないストレスを和らげるサプリや、睡眠薬や、車の運転に明け暮れていることによる運動不足を解消するための健康グッズを大量に買っているのでしょう。
関連記事:
・アメリカ人が”貸した物を返してもらう催促”ができないのは、なぜ?
・アメリカ生活で驚いたこと ”底抜けに陽気なアメリカ人”を見ない
アメリカのドラッグストア事情 まとめ
アメリカのドラッグストアは素っ気ないし、お得なディスカウント店でもありません。
淡々と必要な物が購入されているだけの割に、アメリカ1のドラッグストアの売上は、日本のマツキヨの17倍もあります。
なぜかというと、アメリカ人は仕事ではなく子供の送迎に忙し過ぎてストレスがたまり、サプリや薬や健康グッズを大量に購入する傾向があるためです。
(電車やバスが充実すれば、CVSの売上は減少しますが、陽気なアメリカ人が増えるんじゃないかと思います)
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