3年前にアメリカに移住してから、1年後、2年後に日本に一時帰国中に感じてたのが、「あー、なんか身なりがみすぼらしいぜ」。
アメリカでは、移住してすぐに日焼けしちゃって色が合わなくなったりして、まずファンデーションを塗らなくなりました。
塗るとお岩さんだし。
ナチュラルばんざい!
東京での20年間、ジェルで覆っていた長い爪も、ナチュラルに。
(ものすごくまじめに、アメリカ移住するときに東京へのすっごい心残りでやっていけるか心配だったのが、「ジェルネイルができなくなること!!!!!」だった。)
ちょうど移住後3年経った今、東京に滞在しているけれど、もはや「身なりがみすぼらしい」ってのが当たり前になってしまって、ちょっとした違和感すらない。
たまにビルとかデパートの鏡に映る姿を見ても、なんとも感じない。イエイ。
人生を振り返ってみると、アメリカに移住するまで、高校卒業してから、大学のサークルでやってたスキューバダイビングの合宿以外でファンデーション塗らないで外を出歩いたり人と会ったり街に繰り出したことって、なかったなあって。
そういや幼稚園の頃、ヘアスタイルにはこだわってた
ヘアスタイルにいたっては、幼稚園の頃から、すそが少しでもはねるのがどうにも気に入らなくて、母に、カーラーで巻いてもらって寝ていました。
一度、髪がはねないようにセットしてしまうと、枕から頭を動かせないので、(動くと髪がはねるから)二段ベッドの下にいた妹から話しかけられても、「ごめん、もう動けないから、こっちに来て」と。
それから早40年。アメリカ移住して1年間は、美容院で白髪染めをしてました。
それが、料金が高いのと、ふと、中学生の頃、つやを出すためにヘナ染めをしたことを思い出し、アマゾンで天然のヘナを買って自分で染め始めました。
まあ、前から見る限りでは、白髪は染まってる模様。
最近では、近所のインドのスーパーマーケットで売ってる格安ヘナを愛用中。(格安って、でかい袋で3ドルとか。400円くらいか)
今回、急遽日本に帰ることにしたたため、ヘナを持ってき忘れてしまいました。
ちょっとして、白髪が非常に気になり、もうしかたなく、近所でヘナ白髪染めをしてくれる美容院に行きました。(6000円!!)
高いなー。
自分で染めるときは、頭にキャップかぶってさえいれば、自由になんでもできるのに、美容院だとじっとしてなきゃいけないしー。
つらいなー。ぶつぶつ。
「ワインレッド色でお願いします」
「ヘナでワインレッドは、ないんです・・・。
どうしましょうか・・・。」と、美容師経験4年目のめちゃ色白美容師さん。
「そうですかー。じゃあ、一番ワインレッドに近くなるようにして欲しいのですけど」と、しばし相談にのっていただく。
その後、ヘナで染めて、洗い流してもらって、着席し、(この間、会話なし)ドライヤー開始。
ちょっと褒められると麻薬調査官ばりに疑ってしまうことに気づく
おもむろに、「髪質がすごいいいですね。」
「え?髪質がいい?!」(腹の底から驚く)
「全然絡まないし、つやがあるし」
「つや?!!!!」(絶叫)
「ヘナをされてる方の、理想的な状態です。
目指す髪質。絡まずつやつや。」
うーーーーーーん。
なんだ、なんなんだ、この子の目的はなにか?!
美容師ならば、「いたんでますねー。このトリートメントをおすすめします」ってほうが自然だよね。そうではなく、いい髪質だって客に言うメリットはなんだ?!むむーっ
と、ここで、あー自分が変わったんだなーって。
なに?褒められても、素直に受け入れられずに、何か裏があると疑ってしまう。
いつでも何か裏があるのがアメリカなのか。(スイート・カプセル)
「みすぼらしい」という自己評価ゆえ、人の好意を受け入れられないのか。
おもしろい発見。