日本に一時帰国中 わたしの母親っていいネタ持ってる!母と中村哲さん

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アメリカ生活 母の謎

先月、父がすい臓癌を再発し、再入院して放射線治療を始めました。

アメリカでの仕事の契約が終わるタイミングで、今、日本に一時帰国してます。

母と2人+巨大チワワのハルちゃんと、東京の実家で暮らしてます。

(そういや、以前、空いてる部屋(6畳)に泊めてくれって頼んだときは、母に、「あの部屋はハルのトイレの部屋だから、悪いけどどっかホテル取って」と無下に断られたことを今思い出しました。
今回は、なんとか泊めてもらってよかった。ホッ)

今年の夏もつくづく実感しましたが、母とこーんなに長い時間一緒に過ごしたのは、幼稚園入る前の時期以降、初。

母とは、個人的な話もほとんどしたことがなかった。

なんか、不思議な人だとは思ってたけど、やっぱり不思議だ。

母と中村哲さん「穏やかでいい方だったわ」

アメリカ生活 母の謎

日本に帰ってきて、テレビで、「中村哲さんが亡くなった」という報道を見て、そうそう残念だったねーと何気なく母に話をふりました。

すると、母が、「そうなのよねー、穏やかでいい方だったわよ~。」

「?」←私。

なんでも、私が小中学生くらいの頃、母が生協のボランティア活動に勤しんでいた時に、中村哲さんの講演会を企画・運営する責任者をやったことがある、と。

もりもり&いきいきとボランティア活動をしていたのは知っていたけれど、具体的に何をしていたのかは聞いたことがなかったので、今回初めて聞いたそんな話にちょっとびっくり。

母、病院で火災警報機を鳴らしてしまい、3回謝る事件

アメリカ生活 母の謎

かと思えば、「こないだ父が入院してる病院の電子レンジを見事に壊したのよ。(笑)」と。

「壊した?」

なんでも、父が珍しく食べたいと言い出した冷凍グラタンを電子レンジでチンしている時に、イギリスのEU離脱に関して、日本人の政治家だか官僚だかがコメントしてるニュースを目にして、電子レンジそっちのけでテレビの前に陣取ってしまった。

すると、ふと気づいたときには火災警報機が鳴り響き、慌てて電子レンジに走ると、白い煙がもうもうと立っていたらしい。

「豆ちゃん、白い煙だったのよ、白。黒い煙ではなく!!」

「?」(私、きょとん:煙の色は、そんなに特筆事項なのか・・?)

で、警報機はなるわ、エレベーターは止まるは、電子レンジは壊れるわ、散々だったと。

「だから、3回謝ったのよ、3回。もう申し訳なくて!!3回!」

「?」(私、狐顔:そんなに回数が大事なのか?)

母の、最初から最後までまじめぶった話しっぷりに、大笑い。
なんなんだろうか、この人は。

(続く)