アメリカ移住して1年半。
今自分が住んでいる”アメリカ”のことを何も知らないってことに気づき、コミュニティカレッジで有料の授業を取ってみることにしました。
この記事の続きです:アメリカで英語で学ぶ アメリカのことをどれだけ知ってる?
パンフレットで見た限りでは、アメリカの歴史か社会学が面白そうですが、シラバスと担当教授をそれぞれ確認してから決めることに。
(アメリカに住んでいる方、コミュニティカレッジは、入学しなくても1つの授業から受けられます。
6月からの夏コースは短期間なので、とりあえずお試しで受講するのにもよさそうです。
いろんな授業がありますので、興味ある分野が見つかるかも!パンフレット見てみてください~。)
が、どんなに探してもインターネットではシラバスも教授情報も見つけられず、コミュニティカレッジに出向きました。
コミュニティカレッジにシラバスをもらいに行きアメリカ人の忍耐力に驚く
さらに、どこに行けばいいのかも分からないので、とりあえず、ガラス張りの窓から人がいるのが見えたスチューデントサービスセンターに入りました。
(この、すべてにおいて、分かりにくいのって、アメリカで生きるために必要な忍耐力を鍛えるためなんでしょうねきっと)
カウンターに3人、奥のパソコン周りに7人、学生っぽい子たちがずらっと並んでました。
おおお若い!
通いなれた英語ESLの建物の大半を占めるおじさんおばさんおじいさんおばあさん達とは雰囲気がまったく違います。
朝早く訪れたせいか、誰も問い合わせたりしてる人がいなくて、全員の目があからさまに私に注がれます。
わあ、たくさんいるなあ~この子たちバイトだよね、ボランティアってことはないよねえ、とつぶやきながら、目が合った、力強そうな女の子に話しかけました。
「パンフレットに載ってる、この講座に興味があるんだけど、どうやってシラバスもらえるかしら?」
ふむふむ、と、まず授業登録の流れが書いてある紙を渡されて、パソコンまでずんずん誘導されました。
かなり古いパソコン1台目・・エラー発生でウィンドウズが起動しない。
「あーまたか。いつもなのよねーごめんなさいね」
うわーよくこんなパソコンで耐えてるなあ・・さすがアメリカ人忍耐力が違うわ・・ぶつぶつ。
2台目・・めちゃくちゃ遅いものの、とりあえず画面が表示されて、授業の詳細情報の見方を教えてもらいました。
「人気の授業はすぐ埋まっちゃうし、夏コースは人気だから早めに登録ほうがいいわ」と、笑顔でしっかり営業。
頭いいなあこの子。
コミュニティカレッジで出会った女子学生にワクワク
「あなたこのコミュニティカレッジの学生?」と聞くと、
「そう。でも、来週卒業で、秋から〇〇大学(名門公立大学)に進むの!」とパッと目を輝かやかせる。
「すばらしい!おめでとう!」
「コミュニティカレッジについて色々な考えを持つ人がいるけれど、私は、すごくいいと思う。
ぜひみんなにもっと通ってもらいたいと思っているの。」
(コミュニティカレッジに対して、あまりいい印象を持っていないアメリカ人がいます。経済的に余裕がないとか家庭環境が複雑だとかの、致し方ない理由で大学進学できない人達が行く場所、というイメージがあるようです。)
彼女は、コミュニティカレッジでビジネスを学んで、大学では医療系に進むことにしたそうです。
このコミュニティカレッジのパンフレットに、学生成長ストーリーを載せたらいい感じの学生さんだな~
いい話と輝く顔を見て、なんだかワクワクしながら、家路に着きました。
教授ランキングサイトを発見
さて、いくつかの授業のそれぞれの担当教授を調べていくうちに、“教授ランキングサイト”を発見!
アメリカには、アメリカの大学やコミュニティカレッジの教授のランキングサイトがあるんです。
このサイトには、”2016年・2017年の人気教授トップ25”なんていうのもあります。もちろん実名で!
さすがアメリカ!すごいですね~。
担当教授のレビューをチェックして取る授業を決めた
一番興味持った授業”アメリカの歴史1”を担当される教授をチェックしてみると、学生レビュー数は少ないものの5点満点と高スコア。
レビュー内容も、良さそうだったので、この授業を取ることに決めました。
ちなみにこの教授は、2017年に博士号を有名公立大学で取得したばかりの若い女性で、専門がネイティブアメリカンやジェンダーという切り口からのアメリカ歴史。
昔からなぜかマイナーに惹かれる私にぴったり。
今日は、取る授業を決めて、終了。
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