アメリカ生活 父の命日ホワイトデーに、問いを立てた

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アメリカ生活 父の命日ホワイトデーに親戚巡り

今日、ホワイトデーは父の命日。

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それを理由に、妹と一緒に、意を決して、昨年秋に胃癌で胃を全摘した叔父(父の弟)に会いに行きました。

75歳の彼が最年少という神奈川県の過疎村に住んでいる叔父は、祖母からの立身出世を期待されてそれに応えた人生を送った父とは、性格も生き方も真逆。

そんなこともあり、私も妹も、法事以外では会う機会がないという間柄です。

さて、父は、2年前の7月に膵臓癌が発覚してすぐに12時間に及ぶ手術をし、膵臓と胃の半分を摘出しました。

その後、想定外に何も食べられなくなり、体重40キロくらいに激痩せしてしまい、近所の病院で栄養剤の点滴をし続けてました。

そして、4カ月後に癌再発で、再入院。


「なんだ兄貴よー!そんなに痩せちまってよー!!」(村なのか彼自身の独特の訛りなのか抑揚で)

叔父が、ほんとにはるばる、父が入院していた東京都港区の新しくて立派で綺麗な病院にお見舞いに来てくれたときの第一声。

わたしは残念ながらその場には居合わせなかったのですが、母からその時のことを聞いて、なんかちょっと救われたというかホッとした記憶があります。

というのは、お見舞いに来られる皆さんは、気を遣ってくれて、そんな正直なコメントを発する方はいなかったんですね。

その一件からぐっと親近感が湧いていた妹も私も叔父のことがとても気になっていました。

が、なにせ半分胃摘出の父の激痩せ姿が記憶に鮮明なので、全摘の叔父はその倍は辛いんじゃないか・・・、という恐怖心にやられてました。

昨夜、いとこ(叔父の息子)のフェースブックのアカウントを見つけて、ダメ元でメッセージを送ってみたところ、すぐに返信がきて、なんとなく前向きな感じだったので、もうとにかく行ってみようと決意。

8時に家を出て、祖父母のお墓参り→いとこが経営する美容院でお見舞いを渡し→叔父宅へ。という予定で。

(中省略)

しかし、何度かやりとりする中で、あんなに小さく幼かったいとこのメッセージの文章が丁寧できれいなことに感動しました。

そんな中、爽やかにお墓参りに行ったものの、妹も私も、どこにお墓があるのか覚えておらず、手に水を花とお線香とライターを抱えつつ、探しまくるはめに。

「私はこっち側、あなたはあっちね」と、分担。

「あった!!」という妹の声の場所に行ってみると、たしかに苗字は同じだけれど、建立者のフルネームを確認してみると、全く別人。。。

そんな騒ぎを見かねたのか、その場にいたおじさんが、「大丈夫ですか?番号、分かりますか?」と声をかけてきました。

「番号?!いえ、分かりません!」

「あ・・。管理事務所で聞いてみるのがいいかもしれないですね。」

「ですよね、ありがとうございます!」と、両手に荷物を手に抱えてどたばたと事務所で確認し、やっとのことで我が祖父母のお墓を発見。ホッ。

さて、落ち着いて花束を備えようとしていたところ、さっきのおじさんの奥さんとみられる方から、「はさみ使いますか?お花ちょっと長いわよね。」と声をかけられました。

え?!あ、たーしーかーにー。

花が長い!このままさしたら、途中で茎が折れること間違いない。

妹はとっさに、「ありがとうございます!突然お墓参りに来てしまって・・。」と取り繕ってましたが、「え!すっごい前から計画してたよね・・。」とこっそり笑いがとまらないわたし。

すでにほんとにいい歳の妹も私も2人そろって、なぜこんなとんちんかんな行動をしてしまうのか。(という問いを立てました。)