アメリカ生活 モンタナの歴史の町ハーバーで地下街巡り&アイス屋でネイティブアメリカンと話す

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アメリカ生活 モンタナの歴史の町ハーバーで地下街巡りとアイス屋でネイティブアメリカン

アメリカって祝日が少ない!

と常々ぼやいてますが、今週月曜日は珍しく祝日ということで、土曜から2泊でモンタナ州でロードトリップしてきました。

ちなみにこの祝日は、「ジューンティーンス」という奴隷が解放された日というもので、今年から職場では祝日になりました!
(がなぜか夫が働いてるモンタナ州立大学では祝日ではなかった)

リンカーンの奴隷解放宣言後2年半経ったころ、最後まで奴隷制度が残っていたテキサス州で、奴隷が解放されたのが1865年6月19日。

6月19日、「June nineteenth」が「Juneteenth」と呼ばれるようになったそう。

これを、昨年、バイデン政権が祝日として成立させました。

だからというわけではないですが、モンタナの歴史の町、人口1万人のハーバーと人口1,000人のフォートベントンを巡りました。

土曜日には、うちから5時間北上して、ハーバーに到着。

ハーバーでは、地下街ツアーに参加しました。



1904年に大火事があり、地下街が作られました。

ハーバーには中国人も住んでいて、ツアーで見た地下街には、中国人クリーニング屋がありました。

(ちなみに中国人はモンタナ州の鉱山の町ビュートにもたくさん住んでいて、なんとモンタナ州最古のレストランは、ビュートの中華料理屋!)

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カウボーイがお酒飲みながらカードをするサロン、肉屋、美容院、などの他、売春部屋、アヘンを吸う部屋など、違法ビジネスも行われていました。

経営者が、警察を買収していたため、違法事業も続けられたとのこと。

このツアーも非常に興味深かったのですが、わたし的にもっと印象的だったのが、ネイティブアメリカンの存在でした。

日中、アイス屋に行ったところ、がたいが良い、腕と脚全体にタトゥーをいれてるメキシカン風の男性が夫に話しかけてきました。

また、公園をぶらついてると、これまたメキシカン風の大家族がパーティしてたり、子ども達が遊びまわってたりしました。

モンタナでメキシコ人ってほとんど見ないので、なぜこんな小さなモンタナの町にこんなにメキシコ人が住んでるんだろう?と思ってました。

その後、夕ご飯を食べようということになったときに、「メキシカンがいい!アイス屋にも公園にもたくさんメキシコ人がいたし、経営者はメキシコ人な気がする。」と夫に言うと。

「いや、かれらはメキシコ人じゃなくて、ネイティブアメリカンだよ。アイス屋で話したおにーちゃん、ネイティブアメリカンの居留地に住んでるって言ってたし。」と。

えー!そうなのか!ネイティブアメリカンの教え、とか本やインターネットで読んだり、モンタナの近所の博物館で展示を見たりしたことはあったけど!

その後調べてみると、モンタナには7つのネイティブアメリカンの居留地があり、その1つがハーバーの近くでした。

なんか、ロードトリップ中に、なんとも聖地っぽい丘というか高台をいくつも見ていたのですが、あれらはほんとに聖地だったのかしら!

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