アメリカ生活 エッセンシャルワーカーと緊急処置室に運ばれた夫

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モンタナ、今週末は秋晴れ20度とぽかぽか陽気。

朝は2度とかで、結構気温差激しいけど、とにかく太陽が出てるのは素晴らしい。

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ここんとこ、8月に卒業していった生徒のご両親からもらった本「Essential Labor(必要不可欠な労働)」という本を読んでて、半分読んだとこ。

著者は両親がフィリピンからアメリカに移民して、アメリカで生まれたフィリピン系アメリカ人。

彼女のインタビュー動画を見つけました。こんな感じの女性:https://www.youtube.com/watch?v=9Gfc_mTOi0A

「アメリカ在住のフィリピン人の4人に1人は最前線の医療従事者で、カリフォルニアでは20%の看護師がフィリピン人で、救急処置室で働く人も多いため、コロナ患者を診ていた。」

という前書きから、コロナ時に、あらためて、託児所や保育園、学校や医療などの必要不可欠な労働の重要性を実感したという流れ。

なのですが、肌の色や歴史の話しが繰り返され、なかなかすっと読みずらい。

肌の色でいうと、ブラック、ブラウン、ホワイトという表現がたびたび出てくるんだけど、「わたしはどのグループなんだろうか?日焼けしてるから茶色?でも、平均的な日本人って茶色ではないような。」とか、「著者の夫は白人だけど、2人の子どもはどのグループなのか?薄いブラウン?!」とか、つい思ってしまう。

そもそも、文脈的に、なぜここであえて肌の色を明記する必要があるのか謎だったり。

また、白人至上主義や白人の侵略主義について書いてるんですけど、彼女の夫は白人アメリカ人で。

ご両親は20代で自分の希望でフィリピンからアメリカに移住し、経済的に成功して中上流まで上りつめ自分は裕福な生活を送ってきた、その一方、夫は白人でとても貧乏な家庭出身で、自分とは育ちが違う。

さらに、自分は基本的に白人夫の稼ぎで生活できてるから、コロナ禍にお金を稼ぐ必要がなく子育てに専念できた、と。(←何が言いたいのか分からない。それはラッキーでしたねと思って欲しいってこと?)

などなど、こんなにつぶやきつつ本を読んでることって初めてかも。

ただ、この本を生徒のご両親が選んだってことと、そもそもこの本が今アメリカでベストセラーって!!ぶつぶつ。

夫が救急処置室(ER)に運ばれた!

そんな中、ここしばらく、胸の痛み、発熱、苦しくて呼吸しにくい、疲労感、などいたって体調悪かった夫がついに近所の診療所を訪れたところ、大きな病院の救急処置室(ER)に運ばれました。

(運ばれたと言っても、アメリカでは救急車は有料で高いから、自分の運転で移動。

↓ こんなにごつくなくていいから、簡易の救急車を作って欲しいと思うアメリカ人はいないのだろうか。ぶつぶつ。)
アメリカ生活 モンテッソーリスクールでの全職員研修中

胸のあたりに液体が溜まってる(胸水)という診断ですが、その原因は判明せず、来月再度レントゲンを撮ることになりました。

木曜日だったので、わたしは仕事中で、夫からの「救急処置室にいる」というメッセージを昼休みに読んだんですが、「ああ、ちゃんと検査することにしてよかったわ!」とのんきに思っていました。

が、アメリカ人にとって、病院の救急処置室ってのは、もう瀕死の患者が運び込まれる場所というイメージで、連絡を受けた夫の上司はパニック状態になり、同僚たちからもメッセージががんがん届いたそう。

たしかに、夫いわく、緊急処置室では、夫が入るなり3人の看護師さんがものすごい勢いで検査を開始し、おそらく、「この患者は心臓発作か何かで危篤だ」と思われたみたいだったと。

医者からの検査結果報告書を読むと、最悪、胸水の原因として肺癌とか心臓の病気が疑われてるようです。

ただ、その後、体調回復はしてきてて、今、友達が来て遊んでるくらいなので、ちょっと安心。

アメリカ生活 雑談に想いを馳せながら、何もしない週末を過ごす

深刻な病気でないことを願います。

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